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10月「一人の羊飼いに導かれて、みんな一つの群れになる」

今月の聖句 10月

一人の羊飼いに導かれて、みんな一つの群れになる

ヨハネによる福音書10章16節


 

 憎しみ合って、殺し合っているような世の中が、「一人の羊飼いに導かれて、みんな一つの群れになる」。今の状況を見たら、そんなこと無理だと思うかもしれません。けれども、私は信じます。逆に言うと、その一つの群れにできるお方であるイエスさまが、私たち羊のために進んで命を捨てるお方だからこそ、信じられるのです。

 ところで、日本で生まれ育って暮らしていると、羊のことをよく知りません。羊のことを知るために、「伊香保グリーン牧場」に、一度行ってみると良いと思います。広い、なだらかな牧草地に、羊がいっぱい放し飼いになっているところで、ピピッと笛を鳴らすと、シープドッグという、羊を追い立たてる犬が出て来て、ワンワンと吠えながら走り回ると、羊たちはビックリして、ひとつに集まって、ふもとの囲いの小さな門の所に追い立てられて、すべての羊が囲いの中に入るわけです。それを見れば、羊というものが、どれほど臆病で、弱い生き物であるかが、よく分かります。犬に追い立てられ、ビクビクしながら皆寄り添って、門の中に入れば、ホッとひと安心。そのように想像しながら羊の気持ちを味わったら良いと思います。

 羊飼いは、羊のことをよく知っているし、羊も羊飼いのことをよく知っている。羊は、羊飼いを見たら、もう安心。羊飼いも、羊を見たら、すべてがわかる。そういうつながりは、人間の親子以上かもしれません。羊飼いと羊の関係。すなわち、神さまと私たちの関係がそういうものだということを、感じることができたらと思います。

 

 「羊飼いは、羊のことをすべて知ってる」ということ。自分の悩み、恐れや自分の嫌なところ、すべてをわかっているお方がおられるということを、本当に受け入れたら、これ以上安心なことはないはずです。この「すべてわかってもらってる」という安心感があれば、お互いに受け入れ合ったりもできるようになるはずです。

 

 イエスさまは、すべて知っています。あなたが今、どういう状況であるか。羊のこの様子、目を見れば、もうすべてわかる。知っているから、愛せる。良い羊飼いは、そのような羊飼いです。

 

 共愛学園こども園の子どもたちが日々の礼拝や遊びの中で、聖書のみ言葉に養われ、生かされて、良い羊飼いであるイエスさまに自分のことが全部知られているという安心感に支えられて豊かな人生を歩んで欲しいと切に願っています。

 

(園長 押川幸男)

 


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