ABOUT_KYOAIGAKUEN

共愛学園は、1888年前橋市大手町に前橋英和女学校として創立され、2年後の1890年前橋市岩神町へ移転し、群馬県内で最も歴史のある私立学校として128年にわたり、女子中等教育を中心に教育・研究活動に貢献してきました。共愛の名の示すとおり、「共愛」すなわち「共に愛すること」は、「共生」すなわち「共に生きること」に通じ、宗教的情操および国際性に根ざす全人教育を基本理念としています。

戦後、本学園は共愛学園幼稚園、共愛学園中学校・高等学校として発展し、創立100周年にあたる1988年には共愛学園女子短期大学を前橋市小屋原町に設置しました。1999年には、女子生徒の高学歴志向や男子生徒の群馬県内の進学先を確保するため、女子短期大学を改組転換し、男女共学の共愛学園前橋国際大学を開学しました。続いて各部門間の連携強化や教育内容の充実を図るため、キャンパスの一元化を進め大学隣接地に1998年に中学校・高等学校、2006には幼稚園を移転しました。

また、高等学校男女別学率の調査(朝日新聞:2000年3月27日)において、群馬県が31.5%で男女別学率全国一の高さであったなか、時代の流れを受け入れ、教育内容の充実と発展を図るため、2001年に中学校・高等学校の男女共学化を実現しました。さらに、2009年には大学に隣接する前橋市立木瀬保育所が前橋市より経営移管され、共愛学園木瀬保育園として開設しました。また、2011年からは地域の要請を受け、前橋市立笂井小学校他2校の児童を対象とした共愛学園学童クラブを開所し、運営しています。このように、本学園は社会や地域の要請に応えながら、保育園、幼稚園、学童クラブ、中学校、高等学校、大学を擁する総合学園へと発展してきました。

現在、公立小学校においては2011年度から5・6年生を対象に外国語活動の授業が週1回行われており、教育再生実行委員会の提言では、この活動を教科に変更するとともに、授業数の増加や実施学年の早期化などが検討されています。学習指導要領は概ね10年に一度改訂されているため、過去と同じ流れであれば、教科化は2018年頃に告示され、2021年頃に施行されることが予想されます。本学園は、創立当初から今日まで継続して外国人教師を招へいし、他校に先駆けて積極的に留学制度を取り入れるなど、国際性を育む教育を実践してきました。小学校での外国語教育の進展が想定されるなか、これにいち早く対応し、地域の教育に寄与することが本学園に与えられた責務だと考えています。

また、本学園が所在する前橋市周辺には、公立小学校以外の選択肢は国立大学法人附属小学校のみであり、群馬県内に拡大しても私立小学校1校との2校だけです。このような状況もあり、本学園の保育園と幼稚園の保護者をはじめ、地域の保護者から小学校設置を望む声が年々大きくなっており、これらの期待に応えることは本学園の使命であると受け止めています。さらに、現在は社会の構造的変化や急激なグローバル化が進むなかで、子どもたちの生活環境も大きく変化しています。このような社会の激しい変化に柔軟に対応できる能力を培うためには、早期からの情操教育、語学力の習得、キャリア教育の充実などを図る必要があります。

本学園は2018年に創立130周年を迎えることとなります。地域の教育環境のさらなる発展を期するため、キリスト教主義を基盤とした情操教育および特色ある英語教育、ならびに時代に即したキャリア教育などにも注力した小学校を設置します。また、共愛学園小学校と連続した教育ができることをめざして、2016年に共愛学園幼稚園と共愛学園木瀬保育園を併せた幼保連携型の共愛学園こども園を開園します。